演劇のワークショップに参加したいけど、たくさんありすぎてどれを選べば良いかわからない。お金を払って失敗はしたくない。
執筆者(えり@errnzabesu2)は過去、今でもワークショップを定期的に受講していますが毎回不安です。
過去の経験から、これだけは抑えておきたいポイントと理由をまとめました。
演技やお芝居のワークショップに参加しようと思っている人
選ぶ判断基準がまったくわからない人
知ること、調べること

英語では、仕事場、作業場、の意味。講師の話を参加者が一方的に聞くのではなく、参加者自身が討論に加わったり、体を使って体験したりするなど、参加体験型、双方向性のグループ学習。
コトバンクより抜粋
演劇や演技の『ワークショップ』は数えきれないほどあります。
そのほとんどが有料で、お金を払い公共施設やスタジオなどで受講します。
講座タイトルや概要を読んだだけで決めてしまうと、学ぶと言うより遊びじゃないかと思っていたのと違う内容でなかったり…お金を払って損した気持ちになることもあります。
他の業種と違い「資格」が存在しないため、誰でも開講することができるからです。
では、どうやって自分が望む内容のワークショップを見つけるのか。
また失敗を防ぐためにも、ワークショップを選ぶ時のポイントを紹介します。
1:受講目的を明確にすること
「何のために受講するのか」「受講してどうなりたいのか」ワークショップを受講するからには目的があるはずです。
・いつも指摘される課題を乗り越えたい。
・自分の演技の客観的な見え方を知りたい。
・好きな監督や劇団に指導を受けたい。など
自分の理想の演技を具体的に認識することです。
どんな演技ができるようになりたい、または理想の俳優でも良いです。
なりたい演技に近づくには何を学ぶ必要があるのか考えます。
内容が絞れたら、次は自分が得たい内容が体験できるワークショップを探します。
2:主催する団体・個人を調べること
学びたい内容であっても、自分のしたい演技と正反対のアプローチ(指導)を受けるミスマッチを減らします。
舞台演劇と映像では違いがあります。
舞台では劇団によって芝居の傾向や芸風が異なり、映像だと監督によって何を大事にしてるか視点が違うので指導も異なります。
劇団、プロダクション、配給会社、マネジメント会社、俳優個人etcなど
どの団体や個人が講師なのかを調べたり、YouTubeやHPやSNSなどで過去作品やインタビュー映像、演技を見ることです。
「好きな監督、劇団の指導を受けたい」で選ぶと失敗する確率は減ります。
『俳優個人が教える〜』は、ぶっちゃけ受講してみないと分かりません。
演じることと、他人を見て教えることは違うからです。
演出や監督などもやっている方であれば指導も上手ですが、演技は上手でも他人の指導は向いてない方もいます。
『プロデューサー』は作品の資金繰りをする人であって、演技の専門ではありません。
プロデューサーの講座もありますが、作品の資金繰りをするお仕事なのでビジネス観点です。お金儲けのために作られる映画が多く、演出家や監督などと違い役者の捉え方が違います。間違えないように気をつけてください。
受講目的に合う内容と講師のワークショップを選ぶこと

・自分の受講目的をハッキリすること
・主催する団体や個人を調べること
無名でも誰でも開講できるのが現状です。資格が存在しないので肩書きや躍り文句に流されてしまいがちですが、学びたいことが得られるように下調べをしましょう。
映画や演劇・演技に正解はありませんが、知らないと知っているとでは全く違います。
映画や演劇をたくさん見て知ることも大事です。

舞台演劇サイト「コリッチ」掲示板 https://stage.corich.jp/bbs?category_id=7
映像制作ポータルサイト「シネマプランナーズ」 https://cinepu.com/education/