月1コラム

私がお芝居を続けている理由。

2022年かぁ〜、今年で32才になるのか。今年の目標や抱負は…ふにゃふにゃふにゃ。

『今後もお芝居をし続けたい』この揺るぎない、確固たる想いの原動力って何だろう?というコラムです。

 

小さい頃から恥ずかしがり屋でしたが、高校1年生から20才までの5年間、家族にも感情を見せないよう自分の殻に閉じこもってました。
学校にも家にも居場所が無く、希望を持てず生きることを諦めていました。

とあるアニメにハマってイベントに行き、生アフレコを見た時のことです。
キャーキャーと言う喧騒の中で私は、「良い大人が自由に楽しそうに感情表現して羨ましい!私も向こう側に立ちたい!」

『感情表現がしたい』と声優を目指し20才で専門学校へ入学しました。

2年間でようやく、見ず知らずの他人とコミュニケーションが交わせるレベルくらい。生活レベルの感情表現はできるようになりました。

 

専門学校の授業で好きになり、卒業後も続けていた日本舞踊の舞台に出演する機会に恵まれた時のことです。

大阪に遠征することになり、座長の実家に共演者数人とお泊まりしました。
ちょうどクリスマスイブでご馳走を平げ、のほほんとテレビの歌番組を見ていました。

感じたことのない違和感に突然パッと『何も起きない平穏な時間、存在が許されている感覚と心の安寧が家庭の幸せって言うんだ』と気づいたんです!

 

この頃すでに自分自身が演じる演劇が良いと、劇団の研究生として2年間芝居を学んでいました。

演劇に「傾倒する」言葉がぴったりで、誰とも関わろうとしない止まっていた5年間を埋めるようにのめり込み、終電で帰る日々でした。

長所も短所も相手も自分もありのまま受け入れる。真っ当にぶつかって傷つくこと、恐れても引かず信じて繋がろうとすること。

私に不足し求めていた「愛」がテーマのつかこうへいの戯曲を通して、先輩や同期に人間を教えてもらいました。

特に人に見せないようにしてきた、惨めで情けない醜さや恥ずかしい部分が魅力的でもあると肯定できたこと。
何よりも『自分自身をちゃんと見て受け入れてもらえる』、愛し愛されることを体験しました。

人と関わるのが好きになりました。

 

現在はフリーでお仕事を探しながら、演技メソッド(演技の方法)を学んでいます。

その一つの要素として、役と言う他人を演じるには、まず自分のことを知る必要がある。外面的・内面的に自分を客観的に把握、理解して取扱説明書を作っていきます。

無意識の反応から過去のトラウマなど、放置してきた『自分自身』をフルに活かせるように忍耐強く見つめ直します。

他人や人間関係の恐怖心がグッと減りました。

 

 

振り返ってみると、お芝居と言う創作活動(演技や人間関係の出来事)で得た本物の経験が、止まっていた私を動かし成長させてくれました。

『感情表現をしたい』から11年後の今、『生き生きとした、(生活がある)リアルなお芝居がしたい』

成長することが生きること。
私にとっての親やメンターと言いますか…生きがいとなっていました。

 

とはいえ人並みにする経験を補完した訳ではなく、またフィクションに憧れてる部分が大いにあって結構子どもっぽいんです。

恥ずかしいです。

「これから成熟していけば良いんじゃない。楽しみだね。」

憧れの人に言ってもらえたので、恥ずかしさも受け入れる事ができそうです。これは余談です。

 

生きがいと呼びましたが、生きがいだから〇〇しなきゃなんて思ったことはありません。確定申告の仕方や賢く生きることは教えてくれません。

好きなことして生きていける人もいると思います、そうなりたいと思った時期もありました。

快不快・好き嫌い・得意不得意など…意味付けて自ら進んで切り分けていく必要は無いのでは?とも思っています。この世界に存在しているんだから。

 

これからも人として成長・成熟するような出来事を掴んでいきたいと思い、自己紹介とさせていただきます。

 

 

ABOUT ME
eri
月20本前後の映画(DVD)を観ています。 つかこうへい・山田洋次監督・岩井俊二監督作品が好き。