月1コラム

決断

人生での決断の出来事を振り返っていたら、一貫して「自我の獲得」を求めていることに気づきました。

前提として事象には因果関係があります。環境や習慣など無意識レベルで影響を受けて物事が連続していく中で、選択した結果大きく変化したことをまとめた見解です。

 

必要ない・やりたくないことを我慢したくない」大学を一年生で中退したことが始まり。

初めて自分のことを自分の頭で考えて決断したことでした。

中学生くらいから常識・フツー・一般論・マナー・優等生・みんな・多数決は正義・他人の評価やどう思われているかを気にするなど、物事の判断基準が自分ではありませんでした。
自己主張ができなかった家庭環境の影響が大きいと思います。

 

次の決断は、フリーターをしていてアニメにハマってイベントに行った時のこと。

声優さんが生アフレコを披露しているのを見て、「私も感情表現をしたい」と。

当時は人並みの感情表現さえできませんでしたが、専門学校の声優科に入学。

声優事務所付属の養成所に進みますが、個性と言う壁にぶち当たります。

 

他人からどう見えているかという抽象的で曖昧でお化けみたいなものが思考基盤や判断基準になっていたのですから、個性が無いということさえ気づけていませんでした。

 

その頃、初めて舞台に出演。「わたし」の心身を使った舞台演劇は、「他人」になりきろうとするよりも楽しかったのです。

養成所を辞め劇団で二年間「わたし」を掘り起こしていきました。

 

お芝居という虚構の空間で起こす「本物の人間ドラマ」を通してやっと、私は中学生に獲得するような自我をここから育て始められたと言っても過言ではありません。
自分自身が持っているものを見て受け止めて認めてもらえる、愛情承認です。

 

一つの方法で認められた経験そのままを他方でやっても通じません。

大失敗した舞台出演の後、自分自身の演技への取り組み方を見直そうとワークショップに通いました。

現象や事物に対して、その物事がどうであるか=客観、と自分がどう思うか=主観を区別して認識し論理的な思考・考える力を養います。

同時期にネットで知り合った超論理的思考の友人が持っている、ありとあらゆる知識知恵を教わりました。

物事を多次元的に読み取る、深堀りする、推し量る、考える力。

それから「わたし」の化石化してた自我の一部分を蘇らせてくれた人もいました。

 

 

出会って影響を与えてくれた人たちに感謝です。

その学びさえも、影響を受けた尊敬する人に影響を与えたもので、他人をそっくり取り入れようとする癖は変わっていません。
そこに好意が加わると欲求がわき、客観的な視点と混同しようとする自分もいたりしてw

自分にとって最良だと思うのは、自我のない部分を活かすこと。それを個性や差別化を図ると呼ぶのか。

 

自我のある他人として舞台上で生きる演劇を続けること、他者との交流によって役ではない自我を発掘し転用すること。連続する過程の一部でしかないこと。

中学生頃から明け渡してしまった自我を取り戻すように、31才の私は日々学び考えることによろこびを感じて生きています。

 

最後に、私に影響を与えてくれた人が読みたいなと言っていた本、おすすめの本を載せておきます。

 
言葉をどう解釈するのかではなく、その言葉が紡がれた背景を取り込む。

 


物事の影、軌跡、内容、物体とした時の影響など多角度多次元的視点で観ることとはを学べる。

 


歴史を学ぶように、いつの時代も人は同じことを繰り返す。

 

 

ABOUT ME
eri
月20本前後の映画(DVD)を観ています。 つかこうへい・山田洋次監督・岩井俊二監督作品が好き。