
どんなところで何があるのか、全く想像がつかなくて迷う…

えり
お芝居・ミュージカルなど出演、舞台製作の手伝い、お客さんとして観劇もします。女優えり(@errnzabesu2)が解説します。
・興味はなかったけれど行くか迷ってる人
・断りたいけど、申し訳ないと思ってる人
・行くつもりだけど、不安でいっぱいな人
ひとつ選ぶ基準も、観劇の流れもこれを見れば安心。
面白いなと思ったら見てくださいね!
文面「テンプレ」で見分ける真意
※行く人は飛ばして構いません。

挨拶 + 公演詳細(テンプレ) ・画像
「お疲れ様です!告知(宣伝)失礼します。」
「こんにちは!突然の連絡すみません。」
「来月、舞台に出演致します!」
「以下、テンプレ失礼します。」
「逢いに来てください♡絵文字多用」など
上記のような テンプレ + 公演の画像だけ できたら、あなたに本当に観てもらいたいと思って誘ってる確率は低いです。
・「来てもらいたい」という自分の主張だけの文章で配慮がない
・チケットノルマを達成したい「数」でしか考えていない
無理をしてお芝居に行ったとしても、終演後の挨拶が雑だったり、作品が良くとも心にわだかまりが残ります。
しかし対応が違うと、たとえ満足いく公演内容でなくとも、気持ちがよく心から行って良かったと思えます。
『相手のことを考えていない』相手のお芝居を観ても自分のためになりません。
人として失礼な相手に、気を遣って取り合う必要はない。
お金と時間をかけてまで、行く理由がなければ断る。
行きたいと思ったら行く

あなたが行きたいかどうかです!
・小栗旬の芝居がもう一度観たくて節約した(私)
・仕事を早く切り上げてパーティーに行く
・アイドルグループのコンサート遠征する
・一人じゃ心許ないのでSNSで同志を募る
あなたが時間を作って、チケット代と交通費をかけて観に行きたいと思うか
自分たちが普段、当たり前にしているコミュニケーションが目の前で繰り広げられます。
過去のトラウマや心に残っていることに共感して、感動したり泣いてスッキリすることも。
演劇人の観点から言うと、一生に一度は観た方がいいです!
安心!舞台観劇の流れとおトク情報
受付 → 開場 → 開演 → 終演
受付:劇場や建物の入り口に受付があります。
ここで予約したチケットの精算や、当日券を買います。
開場:舞台がある空間の扉が開く時間です。客席に座れます。
受付と開場時間がそれぞれ異なっているので要注意。
開演:お芝居が始まる時間です。
途中休憩の有無は事前にアナウンスあります。
終演:小劇場の場合、出演者がお礼の挨拶をしに出て、会うことができます。
満員予定の公演は開演15分前目安にいく
小劇場の多くは自由席です。同じチケット代なら、好きな席で観ましょう。
満員予定の公演の多くは、女性トイレに列ができます。
開演時間の直前に行くと(端や隅の席など)見にくい席や、自由席でも好きな席に座れません。
視力が悪い、出演者を間近で見たい、後ろから全体を見たいなど自分の楽しみ方に合わせて好きな席で見たいなら早めに行くことをお勧めします。
余談ですが、自由席なのに「前からお詰めください」と言われることがあります。
満員やギリギリに到着した時以外は、空いてる席に座ります。
開演時刻に遅れても入場できます。
指定席でない場合、入り口近くの席や遅れてきた方向けの席に案内されることがあるので、ご了承ください。
服装と持ち物で快適に観よう
調節できる服装/荷物はまとめる
特に、小さい劇場だと空調が効きすぎる、きかなすぎることがよくあります。
上演時間、集中して快適に見るためにも、夏・冬ともに着脱できる服装が好ましいです。
帝国劇場や歌舞伎座などの大きいホールでなければ、ハーフパンツにサンダルでも大丈夫です。
小劇場は背もたれのないベンチやパイプ椅子が一般的。
上演時間はだいたい90〜120分なので、荷物が多いとキツイ体勢で耐えゲーになる場合もあります。
基本的にクロークはないので、スーツケースなど例外が無ければ荷物は少ない方が快適です。
気管支系が弱い方はマスクとアメがあると安心
冬場は必須アイテム。
密室でホコリがひどいため、実は、演者は本番以外マスクをしています。
『飲食禁止』というルールがありますが、咳を連発するよりはアメをなめた方が良いです。
(暗黙のルールです、でもこっそり)
過去、冬場にアメを配っている公演もありました。
一番読まれている記事
演劇を動画配信で観る

映画などと同様、公演がスマホやパソコンで見られます。
有名な劇団や過去に上演された公演も見ることができます。
「演劇がどんなものか」知りたい方は参考になるサイトです。
画像:いらすとや