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声優俳優必見の「映画の見方」私の秘密

映画関係の仕事、声優・俳優を目指すなら「映画は見るべき。」これは必ずと言っていいほど聞きます。

あなた
あなた
そもそも映画のどこを見ればいいの?名作と言っても今の自分には見方がよくわからない…
えり
えり
2019年約200本、2020年約300本見た私が行き着いた、現時点での映画の見方をシェアします。社会派ドラマやドキュメンタリーが好き。

 

・「映画」をちゃんと観たいけど方法がわからない人
・役者(声優・俳優)を目指している人

 

100円の板チョコと1万円の板チョコがあるとします。食べる行為は同じです。
何がどう違うのか、五感や生産地や製作過程まで知った上で食べるチョコはどちらも「美味しい」ですが、ただ消化されるだけでなく豊かさが生まれます。

「何でチョコなんかに1万円も出すの?」「ホワイトチョコが好き。」など選ぶ人によって価値判断の基準は違います。
ここでは、『チョコを食べてセロトニンを出す』以外の目的を持つ方向けです。

 

 

映画とは総合芸術である

 

映画は分類されたそれぞれの芸術で一つの作品を作る→総合芸術です。

 

今日では他人と分ち合えるような美的な物体,環境,経験をつくりだす人間の創造活動,あるいはその活動による成果をいう。芸術に用いられるもう一つの伝統的な分類方法に,文学 (詩,戯曲,小説など) ,視覚芸術 (絵画,彫刻など) ,グラフィック・デザイン (広告,ポスター,パッケージなど) ,造形芸術 (彫刻など) ,装飾芸術 (服飾,装身具,家具,壁画など) ,舞台芸術 (演劇,舞踊,音楽など) ,音楽 (作曲) ,建築 (しばしば室内装飾を含む) などがある。

コトバンク「芸術」より抜粋

 

私は以前まで、年に数回何となく気になった映画(テレビなどで見かける作品)しか見ませんでした。今では毎日映画を観るほどハマっています。

そんな私が全く知らないわからない状態からハマった理由は、作品のテーマや構造や演出など俳優メインで見てた以外の、映画の様々な仕掛けに気付けるようになってきたことが面白かったからです。

その総合芸術を具体的にどんな風に見れば良いのか、具体的に説明します。

 

 

1.映ってるモノ全てを客観的に認知する。

 

その場面で映っている全てを客観的に認知することです。

監督が思い描くビジョンを具現化した映像を頭の中でシェアするような感じ。

 

例えば、「青いサンゴ礁」と聞いて何を思い浮かべますか?

『松田聖子が歌ってる姿(代表曲が青いサンゴ礁)』や『沖縄の青い海』など、自分が過去に見たモノ経験のあることを頭の中に思い浮かべますよね。

その頭の中で思い浮かべる、想像するビジョン=映画の画面です。

 

映画を見て感動する中で多いのは、俳優を見て自身の過去の似たような経験から感情移入するケース。これは映画の中の俳優にのみ意識がいってます。
なりきって擬似体験をするのも一つの楽しみ方です。3D4DXはこれに特化したことで、俳優は作品を作る一つのピースです。

 

映画鑑賞中は画面の中すべてに意識があります。人物に憑依するのではなく、あくまで撮ってるカメラ視点で色々な仕掛け=芸術を一つのピースとして捉えます。

 

 

 

2.自分の中の引き出しを総動員して読み込む。

 

ビジョンに映っているモノには意味があります。背景、小道具大道具、音楽、衣装、美術、セリフ、俳優…

それぞれの芸術ピースがどんな意味を持っているのか、知識(調べる)や経験をフルに使って読み込みます。

 

天候が雨→登場人物や社会などある対象の心境や情勢が沈んでいる、暗い印象の表現
本→本の作者や内容=所有者の思想観念や作品のテーマに繋がることを表現
セリフ→設定の時代、その当時の暮らしで使われる言葉の意図や背景が違う
俳優→演技力ではなく、カットでどう使われているか。など。

 

それぞれのピースを組み合わせます。ただのピースが立体化して一つの流れを生み出し、導かれるように作品の世界観に入り込んでいきます。これは小説を読んでる時と似ている感覚かも。ただ、この場合のイメージの源は全て自分ではない監督です。

俳優の演技と作品の目的

ピースを組み合わせて作品を再構成していく過程で、俳優が余計な表現や嘘の芝居をすると他のピースとマッチしないので惑わされます。
これは私が同じ日本人だからなのか、日本のお芝居のレベルなのか定かではありませんが、邦画によく感じることです。
表現しようとしてる人、的外れな行動をしてる人、演出の指示を埋められない人など。

加えて特に多いのが少女漫画原作で俳優メインの作品。
目的は疑似恋愛をする観客を楽しませることなので、俳優映えが大事=メインのステーキだとしたら、他のピースは付け合わせの野菜。何でもあり作品がとりわけ多いように感じます。

※これは、私の経験からの意見です。

 

 

 

0.作品の概要、監督と過去作をチェックする

映画にも色々なジャンルがあり、目的も様々です。美術の授業で同じ絵を書く課題でも一人一人が違うように、監督によってテイストが全く違います。

 

有名な映画祭で賞をとっている作品→作品の完成度や一つの基準

作品の時代設定や取り上げられる史実や歴史や人物などチェックする→特に外国映画の場合、制作国の国民が基本的に知ってる前提の場合、前置きなしに事件が展開されるので置いてきぼりにならない。民族や宗教や風習なども同様。

監督の生い立ちや過去作の傾向→どんな活動をしているのか思想や主張が作品にも反映されています。(反映度はジャンルによる) 共通したテーマや師事、影響された監督を知ることで作中に拾える視野が広がります。

 

 

まとめ

鑑賞前:作品概要、その監督と過去作をチェックする。
鑑賞中:ワンカットに映ってるモノを客観的に拾って処理する。
鑑賞後:わからないボックスに入れたことを調べたり、作品レビューを観て気が付けなかったピースを拾う。

 

パズルのピースみたいに、背景、セット、セリフ、俳優、小道具、カット、音楽の記号を拾って一つの作品を作っていくようなイメージ。

映画作品に込められたメッセージや仕掛けがわかると文化芸術を知的にも感覚的にも楽しむことができ、人生が豊かになります。※実体験

何より、「名作」「良作」と呼ばれる作品をたくさん見ること。何事も練習や訓練なしでは上達しません。

 

とは言ってもわからないというあなたは…映画解説者の記事や映像を見ると良いですよ。私は町山智浩さんの解説が好きです。

 

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最後に、私が好きな監督(日本)山田洋次監督、岩井俊二監督、宮崎駿監督、三浦大輔監督です!

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月20本前後の映画(DVD)を観ています。 つかこうへい・山田洋次監督・岩井俊二監督作品が好き。