「舞台に出るので観に来てください!」という公演のお誘い、告知連絡がきたことありませんか?

残念なことに、「告知失礼します。」「お知らせです!」と言ったコピー文章を送りつけてくる役者がほとんどです。
かくいう私も過去は、コピペ役者の一人でした(反省…)
コピペを見て「行きたい」と思いませんよね。
どんなに良い作品でも、伝わらなければ意味がない。
ドキッとしてるそこのコピペ役者!
「来てもらったお客様のために」やることは芝居だけじゃないぞ。
ツイッターやブログ発信を始めて1年間で学んだことを書いていきます。
・具体的な改善例と理由
・参考にした本や学んだ情報
私たち共通の目的は、「一人でも多く舞台に来てもらえる人を増やしたい。」
舞台のお誘い『視覚化して誘導する』

・具体的にイメージさせる、提示する
・不安を取り除く
人はそもそも得体の知れないものにお金を出しません。
人間は「不安」や「損」への反応が強いです。危機感は本能的なものだから。
それをある種、逆手に取ったのが「1000円ガチャ」「宝くじ」
1000円で好奇心を満たし、夢を買うわけです。
(それでも、ある程度手に入るものが提示されてます。)
日本では演劇自体に馴染みがないため、大人になっても観劇経験をしたことがない人の方が多いです。
何が行われるのかさえ全くわからない。
舞台のチケットも安くありません。(だいたい¥3000〜)
3000円+交通費+時間をかけて一体何があるのかわからない。
学校終わり、会社帰り、休日の貴重な時間を割いたのに損したら嫌だな…
『行ってみる』か『行かないか』のみの選択肢になります。
ファンでない限り『行きたい』にはなりません。
『どんなもの』にお金と時間をかけて『何が得られるのか』を明確に視覚化すること。

メリットを提示する「この舞台を観ると〇〇が得られる」

人はメリットがないと動きません。
この舞台を観ると(=概要・見どころ)
+
〇〇が得られます(=メリット)
<どんなもの>
・△をテーマにした笑いあり涙あり物語
・登場人物の誰かに感情移入でき、物語を体験できる
・あたたかい人の情で胸がいっぱいになる
根本的な説明として…ただ座って120分観劇するだけなのに、人間の人生をかいま見ることで自分自身と向き合い成長できます。(補足)
<何が得られるのか>
・ストレス発散
・気分がルンルン
・なんか元気でる
・疲れた心が癒される
・非日常と恋心を味わえる
参考になる体験の説明
・温泉の効能
・映画レビュー
・青汁やプロテイン、サプリなどの宣伝文句
通信販売のカタログや番組はうってつけです。
視覚化(イメージ)できると、誘った相手に選択肢が増えます。
行く行かない→『日時が空いてたら行ってみよう』『行かない』『誰か誘ってみよう』『遠くなければ行こう』
目に見えない「体験」ほど具体的に説明、提示すること
芝居以外でも人の心を動かす、言葉の使い方

・情報発信をする
・マーケティング、コピーライティングを学ぶ
役者は「演技で人の心を動かすこと」は一生懸命ですが、見てもらえなければ意味がありません。
見てもらえるように「文章で人の心を動かす」ことも必要だと思ってます。
馴染みのない演劇なら尚更です。
ツイッターやインスタなどのSNSで「お腹すいた」から卒業。有名人でない限り、極端に言えばお腹の状態なんてメリットなしで興味ありません。
本が買えなくても、身近なツールを無料で試しながら学べます。
えりのツイッター(@errnzabesu2)をチェックする。
マーケティング?コピーライティングって何状態の人!大丈夫です!
私も全くの知識ゼロでしたが読めました。
本は財産なので、何度も読みかえすことができます。
「人に想像させる、興味を引くってこういうことか!」
社会人経験のない私にとっては目から鱗が落ちるようでした。
同じく、人の心理や思考を知るにはコチラ。
宣伝など読み手の時って無意識。今まで触れて来た日常的な文句がそうなのかとハッとした気づきが得られるハズです。
・視覚化して具体的にイメージさせる
・メリットを提示する
・人の心を動かす言葉の使い方を学ぶ
必ずしもコレやれば正解とは限りません。
やりすぎて、アパレル店員のように敬遠されてしまうことも無きにしも非ず。
「いつもとは違う顔で頑張ってて、仲が良いあなたに観てもらいたい」
大事なのは、誘う人に対する気持ちです。
この記事を読んで、コピペ役者が減りたくさんの人に来てもらえるようになりますように*