毎日、ニュースに取り上げられている、闇営業からの一連の問題、騒動。
『ギャラのピンハネ』について引っかかったことをお話しします。
自分の手元に入ってくるお給料がスズメの涙でも、決して言い返しさず続けるのか。
なぜ、そこまでしてやるの?
— えり@恥を捨てた女優ブロガー💃✨ (@errnzabesu2) 2019年7月22日
私のやってる小劇場演劇はギャラありません。
チケットバック制度ですが、
交通費
食事代
衣装代
美容室
ほぼ全部自費なので、実質マイナスです。
自分が見たときの言い表せない感動。
「好きなことで、お客様に観てよかったと思ってもらいたい」
好きだからです!
「感動や経験はお金で買えない」
過去の舞台出演で借金をしても、なお続けようとしている私の伝えたいこと。
お金のためにやってない

私がやっている小劇場演劇はお金になりません。
むしろ、「お金を払って出演している」と言っても過言ではないんです!
チケットバック制度で、例えば『1枚売るごとに500円バック』という仕組みです。
30人呼んだとしましょう。15,000円です。
稽古〜本番まで約2ヶ月あります。
交通費
食事代
衣装代
美容室代
節約をしても0になればいい方です。
「本当に良いものをつくりたいから、衣装や美容室代をケチりたくない」
現状、そうせざるを得ません。
・衣装は持ち寄って貸し借りする
・メルカリやリサイクルショップで安く買う
・100均を駆使して小道具(劇中で使う持ち道具)を作る
・化粧品は自費で買う

「好きだから」:感動

「浮世の義理と人の情のためでございます。」
これは私が大好きなセリフなんですが…いやいや。
・自分が舞台を観た時の体験
・お客さんからの感想
・ものづくりの情熱
・自分の課題成長
自分が舞台を観るとき。
そのときの自分が観たいものが見られるんです。
人の温もりや感情を求めてるとき
ストレス発散で感情を洗い流したいとき
マーケティングやビジネスに興味があるとき
終演後のロビーの空間の雰囲気が大好きです。
開演前と違って、お客さんの心が温まったのがわかります。
だからその空間があったかいんです。
笑顔があふれています。
「ファンです。サインしてください!」と言ってもらったことがあります。
その言葉が、私の心を動かした、忘れられない何よりの感動です。
90分にこめる何百時間:経験
1回の公演は90分。
来る日も試行錯誤して泣き笑いした何百時間が詰め込まれてます。
すべては「お客さんのために」です。
積み上げたものを壊してみる
いくつものルートを試してみる
余計なことをせずシンプルにする
同じことを何度も色んな角度から見る
色んなことにも同じことが言えると思います。
わかりやすく、伝わりやすく、です。
意見のぶつかり合い
自分との戦い
台本との戦い
先輩との戦い
自分の弱さだったり、人の意見を取り入れて進化すること
よりよくするための、試練です。
好きなことをする力は無限大

お金は目的じゃなく手段です。
お金があったら、やりたいことに投資します。
お金がなくても、やりたいことのためやりくりします。
好きだからです!
お金がなさすぎて、面白くない原因のひとつになってるんじゃないかと思います。
より良いものを提供するには、質を上げたりその分の投資が必要。
質を上げられないんです。じゃあどうするのか。
えり、始動します。
夢だった自主公演を、実現します。
そのために、収入をつくり投資して良いもの作ります!
すべては好きなことをやるためです!