【ネタバレなし映画レビュー】第二次世界大戦を生きた人が作った映画「二十四の瞳」

2019年5月30日

反戦文学の名作を映画化。根本的なものは今も変わらない

原作は第二次世界大戦7年後に発表された小説。
映画、テレビドラマ、テレビアニメと何種類も映像化されている。

1928年〜46年までの18年間、戦争の影響を受けながらも生きる島の人々を主人公:おなご先生の視点から描いた作品。


原作 壺井栄
脚本・監督 木下恵介
キャスト 高峰秀子 天本英世 笠智衆 ほか


1928年(昭和3年)、「女学校の師範科」を卒業したばかりの正教員の大石久子(おなご先生)は、島の岬の分教場に赴任する。

そこに入学した1年生12人(男子5人、女子7人)の児童の、それぞれの個性にかがやく二十四の瞳を前に、この瞳をどうしてにごしてよいものかと感慨を持つ。

Wikipediaより

一生に一度は観ておくべき。

原作・監督・役者(子役以外)・美術などスタッフ全員、戦争を経験している唯一無二の作品

戦争の映画って…「貧しさ」「赤札」「防空訓練」「悲鳴」じゃない?

この映画は「学校にいけなくなる貧しさ」「病気」「卒業文集」など、
本物だからこそ、”自分も生きていたらそう感じるであろう” 日常の一つ一つの出来事から戦争の悲惨さを描いている。

根本的なものは今も変わらない

「新しいもの、珍しいものは受け入れられない」
「人を批判して自分を正当化する、」
「和を乱すもの・少数派が間違っている=多数決・民主主義の良くないところ」

おなご先生(高峰秀子)は、辛い状況に悩み落ち込みながらも自分を貫き、時代と戦い、相手に寄り添い生きていく。
今と変わらず、学ぶことがたくさんある。

軍人が出てきたり、防空訓練など直接的なシーンは無く、島暮らしの日常を切り取った作品。
前半は手持ちぶたさに思うかもしれないが、シンプルで戦争の知識がなくても観られます。

寄り添い助け合い生きる姿に胸がいっぱいになる。

観て心豊かになった度 3/3

二十四の瞳 【Amazon Prime】【DVD】白黒です。

似てる映画作品

東京物語】小津安二郎監督。日本の名作中の名作。

この世界の片隅に】近年ヒットしたアニメーション。戦争に揉まれ日常を生きる姿が似ている。