【ネタバレなし映画レビュー】笑いが止まらない人情喜劇「運が良けりゃ」山田洋次監督

2019年5月30日

「気を抜いて笑える作品が観たい」
「男はつらいよが好きな人」におすすめ。

「古典落語が元ネタ」知らなくても楽しめる時代劇

「落語が元ネタ」と知っておくだけで十分です。
私は知らずとも楽しめました。

らくだ」「さんま火事」「突き落とし」「黄金餅」などの江戸古典落語を下敷きにした、山田監督最初の時代劇作品。

Wikipediaより

天明(1781-1789)江戸の貧乏長屋が舞台。
長屋に住む、熊(ハナ肇)と妹おせい(倍賞千恵子)と個性豊かな住人たちによる人情喜劇
一年、各季節ごとに話が分かれているオムニバスのようになっています。

監督 山田洋次
脚本 山内久 山田洋次
キャスト ハナ肇 犬塚弘 倍賞千恵子 ほか
公開 1996年 91分

現代にない汚さが美しい

「長屋」「貧困」「娘を売りに出す」
身なりも汚いので、最初は抵抗感があるかもしれません。
その視覚的な抵抗感を乗り越えてしまえば、なんと愛くるしい人たちか!好き。自分が日本人だと思うからでしょうか。


長屋の家賃も払えず満足な食事もできないのに、お酒や目先の欲を満たすために協力するが何かと騒ぎになる。
そのてんやわんや騒動がくだらなくておもしろい!

人間誰しもが持ってる「こすっからい(悪かしこくてずるい)」部分がうまく表現されている。

  • 見ちゃいけないけど覗いちゃう
  • 言っちゃいけないのに我慢できない
  • 好きなのに緊張でつい素っ気なくしちゃう
  • お金の落ちた音したら向いちゃう
  • テーブルの上にエロ本があると読んじゃう
  • 欲張って試食する

山田洋次監督作品のレビューで何度も言ってると思いますが、「悪い人がいない」「優しい平和な世界」「安心」が「こすっからさ」を引き立たせておもしろいです。

テンポも良く、それぞれ笑いどころ・心温まるところあり、気を抜いて楽しめる。

とはいえ、江戸時代の喋り口調なので、ところどころわからない表現があったりします。
「暴れん坊将軍」「水戸黄門」を小さいときに見ませんでした?あの、わからなくてもおもしろい感覚です。

「観てよかった」と積み重ねることができれば良いのです。

誰もが夢中でのめり込む作品とまではいかないが、何かしながらでも十分楽しめて親しみやすい。好きになる。
バカ笑いして朗らかな気持ちになれる作品です。

楽しめる度 2.9/3

あわせて観たい作品

男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

この作品が寅さんの元にもなっているので、1作目だけでも観る価値アリです。
全48作あります。

運が良けりゃ】DVD

ネットで観るなら(無料期間ありのもの)

U-NEXT(ユーネクスト)31日間無料トライアルプロモーション
雑誌も読み放題、1契約で4アカウント作れるので家族がいる方にはオススメ TSUTAYA TV動画配信の「無料お試し」プロモーション
TSUTAYAのレンタル料金は店舗ごとで違うので、映画を定期的に観る方はオススメ