あなたにとって映画鑑賞とは何ですか?映画のどこをどんな風に観ていますか?
・原作や脚本
・好きな俳優の表情
・喜怒哀楽でストレス解消
・画面の中の世界を味わえる
・現実逃避etc
筆者えり(@errnzabesu2)にとって、今までの映画鑑賞は、1年に10本観るかどうか。
遊園地やゲームセンターに行くのと似た『娯楽』として楽しむという感覚が強かったです。CMを見て面白そう、話題だから、好きな俳優が出てるからという理由でした。
映画の楽しみ方を発見して、たくさんの作品を観たい!のめりこむようになった経緯を暴露します。
ただ消費するだけではなく、自分の肥やしになるよう映画を観て人生を少しでも豊かにしましょう!
この記事の1年後、累計500本以上観た視点からの映画の見方についての記事↓
https://errnzabesu.com/htwmovie/
「おもしろかった」から卒業した

直感から来る感情の変化も大切ですが、それだけではもったいない。
例『もののけ姫』
・何に震えたのか
「絵がリアルで繊細、人の感情の機微を風を使って表現するところetc」
・どんなところにグッときたのか
「人は協調し生産できる素晴らしい能力を持つ反面、欲深い愚かな生き物でもあること」
・それを観たことで何を得られたのか
「自分の立ち居振る舞いを改め、欲に塗れた世の中でも相手と生きよう。内省と、世の中に対しての自分の関わり方を考える」
華氏911(2004) / マイケル・ムーア監督
第57回カンヌ国際映画祭、パルムドール(作品の完成度や芸術性が評価される最も栄誉な賞)受賞。
当時のブッシュ政権を批判するドキュメンタリー作品。
911が起こった時に何をしてたのか、なぜ不確定要素のみでイラクに攻撃したのか。
ブッシュ含め議員の傲慢と、戦場へ派遣される兵士=貧困層との格差。そして罪もなく犠牲になる人々も貧困である。
偏った作品ではありますが、911の出来事の背景にはこんな思惑や欲があり、裏ではこんなことが行われていたのか。
事実と現実、人間の汚い部分、今も世界で争いで亡くなっていく人達がいる。政権批判の作品なんて、今の日本では絶対に創れないと思う。
テンポが良く笑える部分もあり、こんな見方をしたことのない私にとっては、とても刺激的でした。
トランプが大統領になった、そのアメリカの社会に向けての作品『華氏119』も見たいです。
政治や世界史の知識が乏しい私でも100本(8ヶ月)で、ただ「凄かった。面白かった」から変わることができました。自分なりの評価
→鑑賞本数が増えていくにつれ、評価するポイントや基準が変わっていくのが自覚できます。
感想や記録をつけることが大切
感想や記録をつけ続けて比較対象が増えていくと、作品のメッセージやテーマや仕掛け工夫(演出)に気が付くようになると同時に、これがわかるのが面白くて鑑賞にのめり込みました。
鑑賞前:作品のことを事前に調べる
観賞後:わからなかったことを調べる。感想を記録する。
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思い出してアウトプットすることで記憶に残ります。同じ事象を扱う作品でも、制作監督視点が違えば別物。物事を立体的に客観視できて、より深めることができます。
映画は総合芸術であること。観た作品

古来からの芸術である絵画、彫刻、音楽、文学、舞踊、建築、演劇に比肩する新たな芸術として「第八芸術」ないし、舞踊と演劇を区別せずに「第七芸術」とも呼ばれる。また、映像やストーリー、音楽など様々な芸術の分野を織り交ぜてひとつの作品を創造することから「総合芸術」の一種としても扱われる。
映画は自分の知らない世界や人生を追体験できる。配信サイトやレンタルショップに数えきれない程たくさんの作品があり、鑑賞数を重ねていくほど無知であることに気づき、同時に知る喜びを覚えました。
映画への向き合い方が変わりました。が、作品なんでもいいってもんじゃありません。
長年映画好きで詳しい友人に教えてもらった「良作」をガンガン観て感覚を掴みました。
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