【ネタバレなし映画レビュー】ただ感動したで終わらない「それでも夜は明ける」

2019年5月30日

映画内容説明のために、黒人など単語を多用しています。

原作”奴隷制度を受けた側”の回想記

1841年にワシントンで誘拐され、奴隷として売られた自由黒人(法的に奴隷ではない黒人)ソロモン・ノーサップさんの12年間の奴隷体験記。

当時、字を読み書きできる黒人は珍しかったため、伝記の価値の高さがわかる。

アメリカ合衆国の奴隷制度とは

1607年 北アメリカ大陸にバージニア会社が設立したイギリス領植民地=バージニア植民地。
1619年 黒人が奴隷として連れてこられる。
1776年 アメリカ独立宣言によりバージニア州へ独立。
1783年 パリ条約でアメリカ独立戦争の終結。
1863年 エイブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言
1865年 アメリカ合衆国憲法修正第13条ー最後の奴隷解放

プランテーション 広大な農地に単一作物を大量に栽培する手法のこと。

第86回アカデミー賞 作品賞・助演女優賞・脚色賞受賞


原作 ソロモン・ノーサップ(Twelve Years a Slave) 

監督 スティーヴ・マックイーン
脚本 ジョン・リドリー
制作 ブラッドピット ほか

キャスト キウェテル・イジョフォー
     マイケル・ファスベンダー
     ベネディクト・カンバーバッチ
     ポール・ダノ
     ルピタ・ニョンゴ
     ブラッド・ピット ほか


事実に基づいて淡々と進むストーリー重視の作品

目を覆いたくなるような暴力的なシーンがあるが、終始きれいな映像。ハエが飛んでないとか。
シンプルで整理された内容なので「なんだっけ?」と思い返すことがない。

ドラマ映画なので最後は涙するけれども、きれいにまとまっている。
それでも扱っているテーマと視点、伝記の重みがリアルで今、日本で生まれ平和に過ごせている日々に感謝したくなる作品。

作品として観てよかった度 2/3

現代も約4030万人以上の人々が奴隷として働かされている

映画から学びましょう。

オーストラリアの人権団体 WALK FREE FOUNDATIONより

日本語字幕で観られます。

私たちは奴隷労働で作られた製品を使い、食品を口にしているのです。左下2番目にJapanがあります。

知らないまま物を消費し生きるのが怖くなりますね。
自分にできること、私は映画を通して知る学ぶこと。

たくさんの人に知ってもらえるように。こうして発信を続けていこうと思います。

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