なんども聞き返される。声が通りづらいと言われる。
相手の声を聞き取れても、何を言ってるかわからず聞き返してしまう。
何度も申し訳ない…
こんな経験ありませんか?
ちょっとでも意識するだけで改善することができます。
ズバリ、
伝える意識です!
誰に向けて喋っているのか。
目の前の相手か、複数の人を対象にしているのか。
大事なプレゼン、自己紹介など。
一生懸命中身を詰めても、伝わらなければ意味がない。
これを読んで届けてください。
気にしてない人が多い?

「緊張しないで喋れるようになりたい」「人前で堂々と喋りたい」「わかりやすく伝えたい」
などは多く聞きますが、
「相手に聞き返されないよう伝えたい」
というのはあまり聞きません。
挨拶や名前を呼ぶ時など、普段の生活で無意識でできてるからです。

いえいえいえいえいえ!
日常生活ではできているのに、いざ人前に立った時や、カフェ、取引先との商談など…
緊張や「ちゃんとしなきゃ」に意識がいくとき、忘れちゃうんです。
「えっ?」「…はい?」
「すみません、なんておっしゃいました?」
気にするほどうるさくない環境でも、聞き返す、返されることありませんか?
忘れちゃってませんか?
それは意識が抜けてるから
せっかく良いことやアイデアがあっても、校長先生のお話のように、聞く気持ちを削がれてしまう。
相手が喋ることは良いことでも、一生懸命聞き取ろうとするだけで疲れちゃう。
もったいない!
言葉が自分のパーソナルスペースで漂って終わるので、相手には届きづらいです。
でも、自分では聞こえてるので、自覚がない人も多い。
残念!
※そもそも声量が小さい、ボソボソ喋っているという原因も考えられます。
相手に届ける意識の前段階、自分で相手に届きづらくしてる発声をしてます。
・息の量が少ない
・口の開きが小さい
・舌根が上がっているなど。
→発声する息の流れの邪魔になっている要素を取り除けば改善されます。

感覚的なお話になりますが、一度は誰しも経験したことがあるので分かると思います。
『試食を配ってる人』
「ご試食どうぞ!」「いかがですか?」
名前を呼ばれなくても、声をかけられるとわかりますよね?
賑やかな場所でも、声がそんなに大きくなくても。
意識をしているからです!
無対象に声をかけてたら無視しちゃうかもしれないけど、『自分に声かけられたと分かる』から返事しないといけない。
「あの〜、すみません」
道を聞かれる、聞くときも、自分だとわかりますよね!

小学校の先生!
端から端まで、自分の声の範囲を広げます。
大人数なら、一番後ろにいる人に届くように言うこと。
声のイメージはWi-Fiのマークのような感じです。
1対1や2ならキャッチボールの感覚で伝わるけれど、複数ならカバーするように伝える。
『目の前の人に届けたかったら、後ろの人に届くよう意識して喋る』という例の原理は同じです。
目を見て喋ること。

目を見て、声をかける
できる限りでいいです。目を見ると、具体的に飛ばすところを意識できます。
それに目を見てお話できた方が好印象。
キャッチボールのように、届ける。
目が見れないという方は、眉間を見てください。
眉間でも、目を見られていると人間は感じます。
発声や滑舌は練習と継続が必要ですが、誰に向けて喋っているのか、意識だけでだいぶ変わります。
次回は発声編について、解説します。
発声に関連した滑舌について動画もあげています。
ぜひ実践して見てください!
人前で緊張しないで伝えたいとき→「緊張との向き合い方」